2019年は手足口病がすごく流行っていますね。
うちの娘も手足口病になってしまいました。
保育園でもらってきたのか、公園で一緒に遊んだ子から感染したのか分かりません。
まず、40度台の高熱が出て、のどが腫れて、発疹はありませんでした。
最初にお医者さんに行った時は喉の風邪だろうという診断が出ました。
手足口病は人によって症状の出方が違うようですが、参考までに娘の手足口病の症状の経過をレポートします。
体調に不安がある時はまずお医者さんに行ってくださいね!!
お医者さんに行っても不安なときは、ネットで手足口病の症状について検索しまくると思います。
私もそうでした。
この記事はそんな人のための、手足口病ってこんな症状もあったよって1つのサンプルだと思ってくださいね。
目次
そもそも手足口病ってなに?
おもに5歳未満の子どもが発症する夏に流行しやすい病気です。
その名のとおり手、足、口の中に発疹が出来る病気です。
2019年はとくに大流行しています。
この記事を書くために調べて初めて知ったんだけど、英語ではhand, foot and mouth diseaseっていうんだね。
ハンド、フット、マウスってそのまんまだ…。
ウイルス性の病気でアルコール除菌や抗生物質は効きません。
原因となるウイルスにはいくつかの種類があります。
1度感染すると、同じ種類のウイルスに対しての抗体は出来ます。
しかし、違う種類のウイルスにはその抗体は効かないので、違う種類のウイルスに感染すれば何度か手足口病になる場合もあります。
手足口病の特効薬はなく、症状に対する対処療法が中心的な治療方法です。
非常にまれなケースですが、手足口病が発端となり死亡するケースもあります。
放置せずに必ずお医者さんに診てもらいましょう。
うちの子の手足口病の症状はこんな感じでした
1日目(金)
朝7:00頃起床。
触った感じが熱っぽかったので体温を測ったら37.5℃でした。
もしかしたらこれから熱上がるかもな~という予感を抱きつつ、いつも通りに朝ごはんを食べる。
いつも小食な娘ですが、小食なりにいつも通り食べていました。
8:00ごろに熱を測ると38.5℃。
娘がいつも以上にぴったりくっついて甘えてきました、体調も悪そうで少し不機嫌でした。
お医者さんが開くまで時間があるし、寝れそうなら寝かせた方がいいと思って、8:30頃からお昼寝。
10:00くらいにお昼寝から起きる。
お昼寝から起きた娘はホッカホカだったので熱を測ると39.6℃。
かかりつけ医に診てもらう。
「のどが腫れてるね~。風邪かな~。」
とのことでした。
穏やかなおじいちゃん先生で大好きなお医者さんです。
この時点では手足口病という診断はありませんでした。
抗生物質と緊急用の熱さましをもらって帰宅。
結果的に手足口病(ウイルス)だったから抗生物質効かない奴だった…。
家に付いた時間は12:00ごろ。
娘の不機嫌MAXだったのですぐに熱さましの薬を飲ませる。
熱さましを飲ませるタイミング
緊急用の熱さましのお薬は子どもが苦しそうにしている場合、熱のせいで眠れない場合にあげるように言われました。
熱が何度以上だから飲ませる飲ませないという判断ではないそうです。
お昼は何も食べずにお昼寝2回目。
あ、母乳はたっぷり飲みました。
15:00に起きる。熱が40.8℃。
ものすごくあせってすごく不安になりました。
娘の様子はすごくすごく不機嫌でギャンギャン泣き叫んでいました。
かかりつけ医に電話したけど、お昼休み中でつながらない。
午後の診察時間は15:30~。
市の24時間健康相談窓口に電話して相談する。
「熱が高くなるとびっくりしちゃうけど、他の様子が悪くなければ様子をみてみましょうね」とのこと。
注意したいポイントを教えてくれました。
発熱時に注意したいポイント
- 目の焦点があっているか
- 意識ははっきりしているか
- ひどく吐いたり、下痢をしていないか
- 水分が取れているか
- おしっこが出ているか
- 茶色いおしっこが出た時は危険
- 唇が乾燥していないか
「脱水に気を付けて水分補給をしっかりしましょう」
「首、わきの下、足の付け根を冷やしてあげてね」
といったアドバイスをくれました。
熱さましは6時間以空けないと服用できないので、この時はお薬を飲ませることはできませんでした。
おむつを替えて(おしっこはしっかり出ていました!)、抱っこ紐に入れてゆらゆらしたら落ち着いてくれました。
17:00ごろみかんゼリーのみかん部分を食べる。
18:00ごろに抗生物質と熱さましを飲ませる。39.7℃
熱さましが効いている間は眠れるけど、効果がなくなるとグズグズしてしまうようでした。
熱が高かったので、この日お風呂は入りませんでした。
2日目(土)
起きたら熱は下がっていました。37.6℃。
やや高めだけど、1日目に40.8℃に比べたら、すごく下がっていて安心しました。
朝ごはんの時に口内炎が出来ていることを発見。
夕方ごろ腕と足にもポツポツとした、発疹が出来ていることに気が付く。
この時点でようやく手足口病を疑う。
土曜日の午後だったのでかかりつけ医がやっていませんでした。
土曜も診療をしている他の病院へ行くが「2歳は診れない」とのことでした。
午前中に気が付いていればかかりつけ医に行けたのに…。
熱は1日中37℃台でした。
この日以降熱が上がることはありませんでした。
熱はないけど機嫌はとっても悪かったです。
食事を上手く取れずに、ゼリーを少しだけ食べてくれました。
あとはおっぱいばかり飲んでいました。
2日ぶりにお風呂に入れました。
いっぱい汗をかいたのか少しぬるぬるしていました。
いつもはぽよんぽよんに膨らんでいるお腹が痩せていて心配になりました。
3日目(日)
ポツポツした発疹が増えてきました。
解熱後に発疹が増えたうえに、機嫌がとっても悪かったので突発性発疹の可能性も考えました。(結果的に手足口病でした)
何の病気か知りたかったけど、日曜日だったので病院がやっていません。
熱もなくおしっこもしっかり出ていて、日曜祭日の救急病院に行くほどの緊急性のある症状ではなかったので、この日は1日様子見をしました。
口内炎も増えて大きくなってきたのでご飯を食べるのも大変そうでした。
下唇に集中して口内炎が出来ていたので、おじやにしたどろどろのごはんよりも、粒のままのご飯を口の奥の方に入れて飲み込む方が痛くなさそうでした。
「大きく口を開けてね。痛いところにさわらないようするね。口の中にご飯を入れるね。」
といった説明が通じて、ちゃんと口を開けてくれました。
2歳ってすごいなー。
言葉を理解してくれるって楽だねー。
あ、奥といっても舌の真ん中くらいの場所ですよ。
奥歯で噛んでいたのかはよく分かりませんでしたが、食べられて嬉しそうでした。
食欲はアリ。
ウインナーやチキンナゲット、チーズなどのいつも食べている食事を食べることが出来ました。
水をコップで飲むのは痛そうで嫌がってました。
ストローなら痛くがらずに飲めていました。
おっぱいはいつも以上に欲しがっていたので、たっぷりあげました。
1日中機嫌は悪かったです。
4日目(月)
手足口病の診断がおりました。
突発性発疹の可能性はないかお医者さんにたずねましたが、
手足口病の発疹は「ポツポツ」していて、
突発性発疹の発疹は「ぶわーと広がる感じ」だそうです。
「手足口病と突発性発疹は全然違う発疹が出るんだよ」
と言っていました。
保育園への登園は「食事がとれていればOKだよ」とのことでした。
最終的には腕、足、口、おしりに発疹が出ました。
おしりの発疹が一番ひどかったです。
最近の手足口病はおしりにもひどく発疹が出る場合があるそうです。
この日も機嫌は悪かったです。
ご飯はよく食べる。バナナを特によく食べました。
おなかもぽよんぽよんの膨みが戻って一安心です。
5日目(火)
登園許可が出ていたので、保育園に登園しました。
朝は機嫌が悪かったものの、保育園では楽しく遊んできたみたいです。
お迎えに行った時は笑顔で遊んでいました。
足やおしりに出来た発疹も硬く乾燥してポチっとしたかさぶたのようになりました。
熱もなく、ほぼ症状は治まったようです。
うわさに聞いていたよりもずいぶん軽く済んだみたいです。
ラッキーでした。
大人がかかったらどうなるの?
これから心配なのは私(親)にうつることです。
手足口病は症状が治まってからも2~4週間はうんちからウイルスが排出されるそうです。
手足口病は飛沫感染・接触感染なので、触っただけで感染する恐れがあります。
娘はまだおむつでうんちをしているので、お世話をする私は感染する危険性が高いですね…。
手足口病にかかった大人の症状
- 子どもより重症化しやすい
- スーパー痛い
- 足の裏にの発疹がひどくなると痛くて歩けなくなる
- 全身がだるくなる
- 悪寒がする
- 関節が痛くなる
- 筋肉痛もする
- 症状が治まった1,2ヶ月後に手足の爪がはがれる
- 爪が治るのに半年ほどかかる
こ、こわい…。
手足口病の予防方法
手足口病は飛沫感染と接触感染なので、うがい・マスク・手洗い・消毒を徹底する必要があります。
ただし、手足口病のウイルスにはアルコール除菌が効きません。
ノロウイルスに効くような強力な除菌剤が必要です。
外でおむつを替えるときやおもちゃの貸し借りをする場合は、除菌効果のあるウエットシートなどで拭いてから触るようにしましょう。
手足口病は症状が治まった後も、2~4週間は便からウイルスが排出されます。
おむつ替えなどでうんちに触れる機会がある親は感染の危険が高いです。
この記事の医学的な参考
この記事に書いた医学的な情報は以下を参考にしています。
- かかりつけ医が話してくれた診断
- 市の健康診断の人がくれたアドバイス
- 沢井製薬公式HP「大人も要注意?深刻化する手足口病とは?」
- SARAYA公式HP「手足口病とは?」
- 石川県医師会公式HP「手足口病」
- 国立感染症研究所公式HP「手足口病とは」
とくに、国立感染症研究所の公式サイトが分かりやすくてよかったです。
困った時はまずお医者さんに相談しましょう!
これが大原則です。
私が言うのもなんですが、ネットの情報をうのみにしてはいけません。
この記事はあくまでもサンプル数1の個人的な体験談です。
おかしいな、と思ったら専門的な知識のある人に直接相談しましょう。
病気への対応はケースバイケースで変わってきます。
手足口病で高熱が出るのはまれだそうですが、うちの子の場合は発疹が出る前に高熱が出ました。
私も、高熱が出てすごく不機嫌でギャンギャン泣いている娘を前にしたら、ちょっとしたパニックになってしまったよ…。
1度お医者さんに行っても新しい症状が出た時は、もう1回お医者さんに行こうね!
私みたいに2回目の診察でようやく病名が確定する場合もあるよ!
手足口病の症状レポのまとめ
手足口病は症状が治まってからも4週間は感染する危険性がある病気です。
発症者(娘)と濃厚接触している私(親)と夫が手足口病の感染を回避することはできるのか…!?
ひー。
こわいよー。
この記事に書いてあること
- 手足口病のざっくりとした説明
- うちの子の手足口病の症状の経過のレポート
- 大人がかかった時の症状の説明
- 手足口病の予防法
- 医学的に信頼できる手足口病関連の参考リンク
とりあえず、うがい手洗いをしっかりして、可能な限り除菌をし続けたいと思います。
うんちおむつの交換後には特に除菌を徹底しよう…。